7月1日より、全国でプラスティック製の買物袋の有料化がはじまりました。
もともと有料で配布しているところもありましたが、7月1日からは制度として、本格的にスタートしました。
プラスティックは、非常に便利な素材ではありますが、一方で廃棄物・資源制約、プラスティックごみ問題、地球温暖化などの課題があります。
国内のレジ袋の使用量は年間20万トン程度で、1年間に出る廃プラの約2%を占めているようです。
普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、プラスティックの過剰な使用を抑制すると同時に、消費者の意識改革を促すねらいがあると考えられます。
「本当にそれが必要かどうか」
意識改革の第一歩として、さっそく私も買物袋の代わりになるエコバッグをかき集めてみました。
景品やおまけでもらったものから購入したものまでを集めると合計で15個になりました。
袋に収納する形のもの、丸めてゴムバンドでまとめるもの、トートバックの形のものなどたくさん種類があります。
今まではスーパーへの買い出しの時だけ使っていたので、景品やおまけでもらったもの等を使っていましたが、これからは常に持ち歩く必要があるので、カバンの中で嵩張らず軽くてコンパクトなものが必要になり、また洗い替えの事もあるので、いくつか買い足したものもあります。
エコバックは小ぶりで安いものは500円ほどで、大きなものは1000円くらいから買うことができます。もし、エコバックを持たずに買い物に行きレジ袋を買うと1枚が大体3~5円くらいします。
例えば、新しいエコバックを1000円で購入するのと、レジ袋を1枚3円で購入した時とを比較すると、333日、大体1年ほど使うのと同等になります。
今までは、レジ袋を再利用して生ゴミを入れて捨てたり、子どものオムツやペット用のシートを入れるのに使っていましたが、エコバックを使うようになってからはレジ袋がなく反対にゴミ袋用に別途購入することになりました。
エコバックは何度も使用することから衛生上の問題もあり、使用する度に洗って使うには、ある程度の数をもって使いまわす必要があり、また洗うのが面倒だと考えると、レジ袋を買うのが決して悪いわけではなく、どちらが自分にとって便利で楽なのか、また使用価値があるのか、よく考えて上手に使い分ける必要があるかもしれません。
これからは今までと異なり、レジ袋をやみくもに配るのではなく、本当に必要な人が必要な分だけを購入することにより、無駄を省くことができると考えるならば本制度も悪くないのかもしれません。
環境を配慮して私たちが日常的に行う小さな行動が、少しでも未来のためになるのなら後世のために何ができるのかを真剣に考える時なのかもしれません。